038016 ランダム
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+詩+76

◯君への道のり一方通行◯







今日も君に会いに行こう

明日も君に会いに行こう

そのためだけに

俺は学校へ行く



見ているだけじゃいけないと思って

話掛けてみた 

色々と話してみたけど

君の返事はいつも「うん」だけだよね

それだけなんだよね


俺の一方的な会話

俺の一方的なメール

壁に向かって話しているみたいで

架空のアドレスに送っているみたいで

君と話しているつもりなのに

おかしいな


壁に話掛けているような 

そんな空虚な感じしかなくて

虚しくて

俺、何やってるのかな?


寂しくて 何か痛いよ

君との会話は一方通行

壁との会話

相手のいない会話


ただ俺一人が淡々と話しているだけの


聞いてくれているのかな

話、分かってくれているのかな


そういうことさえも確認できなくて

一方的な俺のヒトリゴトにしか見えない



すぐそこに君はいるんだよ

手を伸ばせばさぁ 触れられるんだよ

だけれども

君への道のりは一方通行だから

近いようで実は遠いんだね


君はいつになったらその壁をどかして

俺の前へと現れるのかな


いつものように笑顔を見せてくれるけど

きっとそれは

俺へのモノじゃないんだよね


参ったな

泣く理由なんかないはずなのに



言葉が出ない代わりに

涙ばかりが滴り落ちる



大好きだけど

この気持ちさえも

俺の言葉さえも

君の作った頑丈な壁は

跳ね除けてしまうんだね


けどさ  届かなくとも言わせてもらうよ



好きだよ

他の誰よりも


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